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北森鴻氏 死去

2010.01.26(14:44)

北森鴻氏死去 ミステリー作家 
北森 鴻氏(きたもり・こう=ミステリー作家、本名新道研治=しんどう・けんじ)25日午前3時7分、心不全のため山口市内の病院で死去、48歳。山口県出身。自宅は山口市湯田温泉3の3の19の801。葬儀・告別式は26日午前11時から山口県宇部市中野開作403、やすらぎ会館で。喪主は父利夫(としお)氏。

 95年「狂乱廿四孝」で鮎川哲也賞を受賞しデビュー。99年、連作短編集「花の下にて春死なむ」で日本推理作家協会賞を受賞した

47NEWSより

新刊は出てないかとネットを覗いたらこんなニュースが目に入りました。

まだまだ活躍して欲しい方だったのでかなりショックをうけました。

私のお気に入り、裏京都シリーズ の続きはもう読めないんですね。

小説嫌いの主人が唯一読んでいた作家さんです。
主人も私も北森さんの新刊が出るのをずっと楽しみにしていました。

2月24日に最後の新刊「うさぎ幻化行」が出ます。
それを楽しみに北森さんを偲びたいと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ)うさぎ幻化行 (創元クライム・クラブ)
(2010/02/24)
北森 鴻

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支那そば館の謎 裏京都ミステリー (光文社文庫)支那そば館の謎 裏京都ミステリー (光文社文庫)
(2006/07/12)
北森 鴻

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宮部みゆき 「ぼんくら」

2009.12.29(22:44)

ぼんくらぼんくら
(2000/04)
宮部 みゆき

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1年のうち2回は読み返す作品。

連作に見せかけて、実は全てが繋がっていく長編。
読後はとても切なくなります。

江戸・深川の長屋を舞台に同心の井筒平四郎が、大商人の湊屋総右衛門の17年に及ぶ遠大な計画を暴いていく。それまで何事もなかった平和な長屋に、ある夜、寝たきりの父親を持つ兄妹の家に殺し屋が押し入り兄を殺害するという事件が起こる。
この事件を皮切りに、次々と長屋の店子たちに不幸が襲いかかり、順番に長屋を離れていく。長屋の大家である湊屋が店子をこっそりと追い出そうとしているという企みに井筒が気づき、仲間の岡っ引きらの手を借りて真相を究明する。

ミステリーであってミステリーではない。
謎が解けてめでたし、めでたし、とはいかない。
ラストははっきりするどころか、若干の後味の悪さが残る。けれど切なくもなる。

本格ミステリーが好きな方は肩透かしを喰うかもしれません。

一人の人間の気まぐれに踊らされて、振り回される人々。
平四郎の「本当のことなんてどこにあるんだ」というセリフが切なく胸に響きます。

続編である「日暮し」とあわせて読んで欲しい作品。

日暮らし〈上〉 (講談社文庫)日暮らし〈上〉 (講談社文庫)
(2008/11/14)
宮部 みゆき

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日暮らし〈下〉 (講談社文庫)日暮らし〈下〉 (講談社文庫)
(2008/11/14)
宮部 みゆき

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星 新一 「城のなかの人」

2009.12.06(13:21)

城のなかの人 (角川文庫)城のなかの人 (角川文庫)
(2008/11/22)
星 新一

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何年かぶりに星新一の本を買いました。

この人の本はほとんど持っていますが、何故かこれだけはありませんでした。

初めて星新一を読んだのは小学生の時。
当時は時代小説なんて全く興味がなく、難しい言葉の羅列に敬遠してました。
あれから十何年も経ち時代小説のおもしろさも分かってきた時、新装版という形でこの本に再会。
思わず手に取り一気に読みました。

本書は5編の短編が収録されており、全て時代小説。
中でもおもしろかったのは表題作である「城のなかの人」。
豊臣秀吉の子供である秀頼の話。
彼の一生を彼の目線で淡々と描かれています。

生まれた時から世の中から隔離され、美しいものに囲まれ、世の中の醜さ、汚さを知らずに育った秀頼。
あるがままの自分の運命を受け入れ利発に育ちます。
けれど、それゆえに人生の節目のたびに思い悩み確たる決断ができないまま時が流れてゆきます。
醜いものの存在を実感した時にはもう後戻りできない運命に立たされていた秀頼。
それでも運命に立ち向かうのではなく、ただ静かに受け入れる。

ショートショートの神様といわれた星新一の違う一面を見せてくれる一冊。

お奨めです。




小説

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  2. 北森鴻氏 死去(01/26)
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  4. 星 新一 「城のなかの人」(12/06)
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