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星 新一 「城のなかの人」

2009.12.06(13:21)

城のなかの人 (角川文庫)城のなかの人 (角川文庫)
(2008/11/22)
星 新一

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何年かぶりに星新一の本を買いました。

この人の本はほとんど持っていますが、何故かこれだけはありませんでした。

初めて星新一を読んだのは小学生の時。
当時は時代小説なんて全く興味がなく、難しい言葉の羅列に敬遠してました。
あれから十何年も経ち時代小説のおもしろさも分かってきた時、新装版という形でこの本に再会。
思わず手に取り一気に読みました。

本書は5編の短編が収録されており、全て時代小説。
中でもおもしろかったのは表題作である「城のなかの人」。
豊臣秀吉の子供である秀頼の話。
彼の一生を彼の目線で淡々と描かれています。

生まれた時から世の中から隔離され、美しいものに囲まれ、世の中の醜さ、汚さを知らずに育った秀頼。
あるがままの自分の運命を受け入れ利発に育ちます。
けれど、それゆえに人生の節目のたびに思い悩み確たる決断ができないまま時が流れてゆきます。
醜いものの存在を実感した時にはもう後戻りできない運命に立たされていた秀頼。
それでも運命に立ち向かうのではなく、ただ静かに受け入れる。

ショートショートの神様といわれた星新一の違う一面を見せてくれる一冊。

お奨めです。
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