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宮部みゆき 「ぼんくら」

2009.12.29(22:44)

ぼんくらぼんくら
(2000/04)
宮部 みゆき

商品詳細を見る


1年のうち2回は読み返す作品。

連作に見せかけて、実は全てが繋がっていく長編。
読後はとても切なくなります。

江戸・深川の長屋を舞台に同心の井筒平四郎が、大商人の湊屋総右衛門の17年に及ぶ遠大な計画を暴いていく。それまで何事もなかった平和な長屋に、ある夜、寝たきりの父親を持つ兄妹の家に殺し屋が押し入り兄を殺害するという事件が起こる。
この事件を皮切りに、次々と長屋の店子たちに不幸が襲いかかり、順番に長屋を離れていく。長屋の大家である湊屋が店子をこっそりと追い出そうとしているという企みに井筒が気づき、仲間の岡っ引きらの手を借りて真相を究明する。

ミステリーであってミステリーではない。
謎が解けてめでたし、めでたし、とはいかない。
ラストははっきりするどころか、若干の後味の悪さが残る。けれど切なくもなる。

本格ミステリーが好きな方は肩透かしを喰うかもしれません。

一人の人間の気まぐれに踊らされて、振り回される人々。
平四郎の「本当のことなんてどこにあるんだ」というセリフが切なく胸に響きます。

続編である「日暮し」とあわせて読んで欲しい作品。

日暮らし〈上〉 (講談社文庫)日暮らし〈上〉 (講談社文庫)
(2008/11/14)
宮部 みゆき

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日暮らし〈下〉 (講談社文庫)日暮らし〈下〉 (講談社文庫)
(2008/11/14)
宮部 みゆき

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